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着物や帯からバッグをお誂え(ビフォー・アフター)

ビフォー・アフター

着物の生地から「草履」や「バッグ」が作れるって聞きましたが本当ですか?

はい、昔から呉服屋では着物を仕立てて残った布を利用して「草履」や「バッグ」を誂えてきました。

そう言えば、おばあちゃんのタンスを整理した時に、羽織と同じ柄のバッグが出てきました。あれは残ったの生地で作ったバッグだったんですね~

タンスから出てきた羽織
羽織と同じ柄のかかえバッグ

残った着物や羽織の生地を無駄にしないうえに、着物とお揃いのオリジナル小物で自分だけのお洒落を楽しめる、まさに一石二鳥ですね。

最近でも、着物の残り布で草履やバッグを作る方は多いんですか?

もちろんありますよ。
下記の写真は、残り布でお揃いの草履バッグを作ったものです。統一感があって素敵なものが出来上がりました。

小紋着尺の残り布
残り布から誂えた草履バッグ

ただ、最近はお洋服のバッグを着物に兼用したり、着物用でもおしゃれなバッグが増えてきたり、履き心地のいいお草履が各メーカーで作られるようになったので、以前のように残り布で注文を受けることは少なくなりましたね。

おばあちゃんの頃とは着物のお洒落の仕方、ファッションスタイルが変わってきているんですね。

他にはどんな方が利用しているのですか?

先日、「持っていても使わない帯地がある」というお客様に「帯地で作るオリジナルバッグ」をお薦めしました。

帯からもバッグが作れるんですか?

もちろんです。
下の写真のような帯地を預かりました。

帯からバッグをお誂え(ビフォー写真)

立派な桜柄の袋帯ですね~!

この袋帯は桜の柄のほかに紅葉の柄も織り込まれて、春秋どちらでも締められる袋帯でした。ただ、帯として使うことが無いというので、思い切ってバッグを作ることにしました。

この袋帯がどんな風に出来上がったんですか?

普段でも気軽に使いたいとのことで、今回は下ようなトートタイプのバッグになりました。

帯からバッグをお誂え(アフター写真)

お洒落なバッグですね~♪

金茶色のちりめん生地と帯地が市松取りに仕立ててあって、とてもお洒落感がありますね!

桜柄の面
紅葉柄の面

もともとの袋帯の良さを活かして、一方が「桜柄」もう一方が「紅葉」とそれぞれの柄が出るように誂えてステキなオリジナルバッグが出来上がりました。
ちりめん生地も、金茶色のほかに、沢山の色から自分の好きな色を選ぶことが出来ます。

タンスに眠っていて日の目を見ないままでいるより、こんな風にお洒落なバッグに作り替えることによって、新しい活躍の場が広がりますね。

想い入れのあるバッグなので、お客様にとって特別なバッグが出来ましたね。

そうなんです。
使われないままでいるよりも、新しく生まれ変わって喜ばれる。
『お客様も帯地もどちらもOK』まさに『win-win』になりましたね。

ちなみに、加工代はちりめん生地も含めて8,000円~9,000円ぐらいで作れます。

きもの後藤では、このように着物生地や帯地でバッグのお誂えも承っております。
他にも沢山のアイディアがありますので、タンスに眠ったままの生地がありましたらお気軽にご相談ください。

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